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伝統工芸士による「木曽堆朱研ぎ出し体験」のご紹介

「木曽路はすべて山の中である」―。島崎藤村の長編小説『夜明け前』の冒頭にもこう記されている通り、木曽は総面積の9割が森林で占められ、いにしえから、この地の人々は山の中で暮らし、山を守りながら生きてきました。
奈良井宿の隣町の「木曽平沢」は、周囲の豊かな森林の恩恵を受け、木曽の木材を用いた漆器の生産によって栄えた町であり、「漆工町」としては日本で唯一の重要伝統的建造物保存地区(重伝建)に認定され、その街並みが維持されています。

この地域で作られる「木曽漆器」は江戸時代は日常の漆器として重宝されてきました。
木曽漆器の特徴はその丈夫さと美しさでした。

そんな木曽漆器の代表的技法の1つが「木曽堆朱 きそついしゅ」
独特な斑模様が特徴で、わざと凸凹にした下地に何層も色漆を塗り重ねることで研磨した際に美しい斑模様を浮かび上がらせる技法です。
当館では、お部屋のお着きのお菓子入れとして木曽堆朱の小箱を使わせていただいております。



このような木曽堆朱の美しい模様を研ぎだしていく工程を体験できる貴重な機会がございます。



『木曽堆朱研ぎ出し体験』について

▽体験内容:
漆が塗り重ねられた面を水・やすり・砥石を使って研磨していくと、隠れていた模様が少しずつうかびあがってきます。職人さんと直接お話しながら、あなただけのオリジナルアイテムを作ることができます。
▽開催日程:
2024年9月15日(日)
2024年9月22日(日)
2024年9月29日(日)
2024年10月13日(日)

▽開催時間:
午前の部:10:00~
午後の部:14:00~
※体験の所要時間は1時間ほど

▽定員:
各回10名

▽価格:
3,850円(税込)
※送料込み(北海道・離島・海外発送については要相談)

▽会場:
『伊勢屋』 〒399-6302長野県塩尻市木曽平沢1757

※駐車場は木曽漆器館または、塩尻市木曽高等漆芸学院をご利用下さい。(会場まで徒歩10分)
※電車の場合はJR木曽平沢駅を降りて徒歩3分ほどです。

▽お申込み:
お申込みは、以下の電話・メールにてお願い致します。
「一般財団法人 塩尻・木曽地域地場産業振興センター」
TEL:0264-34-3888
E-mail:workshop@kiso.or.jp

お申込み〆切は各開催日の前日までですが、
定員次第で当日の受付も対応して頂けるそうなので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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